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みなぼん
2011.11.3 03:51政治・経済

農業はTPPに参加しても大丈夫???

よしりん先生が
来てくれましたよー
絵文字:ひらめき



昨日は5名の
各省庁の官僚たちと
食事をしてきました。
高森、笹、切通の各氏も
同席しました。
4時間も政治や
国の問題について
話し合いましたが、
いろいろ考える
ところもありました。

東大出の
優秀な官僚と言えども、
この日本の国柄について、
歴史認識について、
沖縄などの辺境の
成り立ちについて、
知らないことが色々
あるんだなと感じました。

ぜひわしの 『戦争論』
『天皇論』『沖縄論』 を読んで、
できれば 『脱正義論』
読んでほしいなと思うけど、
忙しいだろうからな。

考えてみれば、
わしとて戦後の言語空間や、
戦後教育の中で育ってきて、
その頸木を 『戦争論』
やっと解き放って
現在に至っているわけです。

わしよりも後の
言語空間で育ち、
さらに左に傾斜した
学校教育を受け、
その上、東大という
サヨクかポストモダンの
教授しか出世できない
大学を卒業していれば、
歴史感覚の連続性が
途絶えていて当然。

しかし彼らが
「公」の「僕」であるべきことを
自覚している点、
国を思う心情と高いプライドを
持っている点に、
わしは大きな期待を
寄せたいと思います。

官から民へとか、
政治主導とか言いますが、
それほどの政治家が
いるのかどうか
怪しい限りです。

上司である
政治家が替わるたびに、
国の政策を
方針転換していくようでは、
官僚の人格は
分裂していくのではと
心配になります。

まだまだ
話し合いたいこと、
勉強したいことが
あったのですが、
残念ながら昨日は
話が脱線しがちになって、
わしとしては少々
目論見が外れました。

今回は一人ひとりの
人柄に触れたこと、
楽しい場を持てたことを
よしとしたいと思います。

 

さて、その場で話し合われた
TPP問題について、
農協とそれを基盤にする政治家を
既得権益者だとする考え方に、
わしは与しません。

TPPが農業だけの
問題ではないことは
もはや常識です。

金融、投資、食品検疫、
安全基準、医療、労働基準など
21部門で協議されているのは
テレビでも伝えられています。

農業だけの問題じゃない。


だからと言って、
農業はTPPに参加しても
大丈夫だというのは
全く首肯しがたい意見です。

そのような意見は、
TPP推進派を
利するだけではないですか。

昨日の官僚の中にも、
TPP推進派の政治家に
同意する人もいましたが、

そもそも
農業の様々な問題を、
TPP参加によって
グローバルな
市場競争に放り込み、
ショック療法で一気に
解決しようという考え方が、
なっていないと思っています。

「神の見えざる手」
まだ期待するかと
情けなくなります。

今朝の朝日新聞に
「店頭から国産豚肉が消える!?」
というJPPA(日本養豚協会)の
TPP参加反対の意見広告が
載っていましたが、
TPPの危険を訴える団体なら、
いまはどこでも
ありがたいと思っています。

農業の諸問題は
TPPとは切り離して、
自力で解決するのが
真っ当なやり方です。

グローバリズムに放り込んで
尻に火をつけてやれ、
そうすれば農業も輸出産業に
生まれ変わるさというのは
いかにも乱暴な意見です

このようにTPPに
断固反対の立場をとると、
実は既得権益者を
守ってるだけと勘違いされて、
リスクを伴います。

いかにも閉鎖的な考えで、
保護主義だとレッテルを
貼られるわけです。

けれども
日本の平均関税は
EUより低く、
日本はとっくに自由貿易で
やっているわけです。

各国ごとに個別に
「例外条項」 を作りながら
貿易をしなさいと、
わしは言っているわけです。


「例外なき」「関税撤廃」
「非関税障壁の撤廃」
というTPPの理念の方へ
段階的にでも
舵を切っていくことに、
わしは断固反対しているのです絵文字:重要

「国家」 そのものが
グローバリズムの
障壁なのですから、
これはマルクス主義ではなく、
ナショナリズムの論理です
絵文字:重要

 
 
 
 
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